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【韓国人の美肌の秘密】10ステップスキンケアの順番とやり方で毛穴レスに
韓国式10ステップスキンケアのやり方を順番に紹介
本誌「毛穴レスFACE」では、韓国の10ステップスキンケアについて詳しく記された書籍「The Little Book of Skin Care -Korean Beauty Secrets for Healty, Glowing Skin-」を編集部内で翻訳して内容を理解しました。 「The Little Book of Skin Care -Korean Beauty Secrets for Healty, Glowing Skin-」(小さなスキンケアの本)は、米国在住でエステティシャンの韓国人女性が執筆した書籍で、10ステップスキンケア方法によって多くの方が美肌を取り戻したと世界中で話題に。 韓国の10ステップスキンケアは以下のようなステップにわかれます。- クレンジング
- 洗顔(W洗顔)
- 角栓ケア(週に1〜2回)
- プレ化粧水
- 化粧水+美容液
- スポットケア(シミ・シワなど)
- マスクやパック(週1回)
- アイクリーム
- 乳液やクリーム
- 日焼け止め
順番0 アイメイク・リップメイクを落とす
最初のステップ1の前に、アイメイクとリップをポイントリムーバーでオフしましょう。 アイメイクをしていない場合はこのステップはスルーしてOKです。 特にウォータープルーフのマスカラや、強めのアイメイクの時はコットンにメイク落としを含ませ、まぶたに片側10〜15秒は置くというやり方で落とします。 綿棒を使う場合も、ポイントリムーバーを含ませた綿棒をゆっくりあてていき、汚れがでなくなるまで頻繁に綿棒を替えましょう。順番①オイルクレンジング(いつものクレンジング)
オイルクレンジングはスキンケアの最初のステップであり、その後の保湿のための土台づくりに欠かせません。 これはオイルタイプのクレンジングを使いましょう、という意味ではなく、女性がいつも化粧をオフする時に使用するクレンジング全般のことを指しています。 クレンジングをちゃんとすることで、その他の化粧品の効果がしっかりお肌に入るよう整えることができます。 またメイクや皮脂・空気中の汚れなどが毛穴に詰まり、大きくなって現れ、酸化すると黒ニキビになります。 お肌に1日かけて付着する汚れは、活性酸素の原因にもなります。活性酸素は老化やシミ・シワなどのトラブルを招きます。 洗顔でしっかりと活性酸素の元になる汚れを落とすことで、日中受けたダメージを夜回復することができるため、予防と健康なお肌のためにも必須です。 クレンジングはそれぞれの商品のやり方に準じて行ってOK。 基本はこすらず、浮かしながら優しくメイクを落としていきます。 顔全体にクレンジングを優しく塗り込みます。 最初に頬、おでこ、あごと全体になじませていきます。 目元や小鼻のくぼみなど、皮膚が薄い部分や細かい部分は指先でスルスルと。 全体にいきわたったら、ぬるま湯をなじませ、クレンザーを乳化させます。(こうすることでぬるま湯だけでスッキリ落とすことができます。水ではNG) ほとんどのクレンジングバームやオイル、ウォータータイプのものまで、ぬるま湯となじむと乳化するようできています。 おすすめの商品: ビューティークレンジングバーム:バームタイプのとろけるクレンジングです。W洗顔不要で、毛穴ケアまでバッチリなオージオの新作生クレンジング。マツエクもしっかり落ちて洗い上がり超もっちりです😊 書籍でもおすすめの商品: 3CEのリップ&アイリムーバー(日本では未販売):3CEめちゃかわいいですよね。ウォータープルーフのマスカラやアイライナー、リップも優しくしっかり落ちるリムーバー。残念ながら日本では未販売。。 バニラコ クリーンイットゼロ:ソルベ状でライトなバームが手のひらの温度でサラッとしたオイルに!強めのメイクも皮脂汚れごとサラッとなじんでオフできます。韓国スキンケアコスメの定番ですね😊順番②ウォータータイプのクレンジング(洗顔)
英語ではWater-Based Cleanserという書き方がされていますが、内容としては洗顔と同じです。 ジェルタイプやフォームタイプのクレンザーや洗顔石けんを使いましょう。 ステップ1のオイルクレンジングはメイクなどの油溶性の汚れを落とし、ステップ2のウォータクレンジングというのは、ホコリなどの不純物、クレンジングで落ちきらなかった汚れなど水溶性の汚れを落とす目的があります。 [chat face="memekokaiwa.jpg" name="MEMECO" align="right" border="gray" bg="none" style="maru"]オイルクレンジングとウォータークレンジングは、落とす汚れの種類が違うんだね![/chat] [chat face="kyokokaiwa1.jpg" name="KYOKO" align="left" border="red" bg="red" style="maru"]オイルで落とせるもの、水で落とせるものを2回にわけて落とすことで、お肌を清潔な状態に保てるの😊[/chat] 書籍には「泡立ちが大きい=洗浄力が強い、ということはなく、完全にこれらは別の問題」だということも書いてありました。 ただ、(食器用の洗剤とかもそうだと思うんですが)フォームが少なければ泡立たない=汚れも落ちないので、一概に泡立ちと汚れの落ち具合には関係がない!とも言い切れないと思います。 ウォーターベースのクレンジング、つまり洗顔において重要なのは、お肌のpHバランスを崩さずに汚れを落とすことにあります。 お肌が弱酸性で健康!とかアルカリ性に傾いているとか、きいたことがあると思いますが、お肌を弱酸性に保つことが健康なお肌の条件です。 お肌にはアミノマントル(皮脂膜)と呼ばれる膜が貼ってあり、これが天然の乳液となって保湿をしてくれたり、皮膚を雑菌やカビなどから守ってくれたりしています。 参考:皮脂膜とお肌の保護 – 読んで美に効く基礎知識/お肌とコスメの科学 健康なお肌の皮脂膜は、pH4.5~6.0の弱酸性。 通常の石鹸はアルカリ性のため、あまり強すぎる濃度で洗顔するとお肌にも負担がかかります。(皮脂膜による自然な保湿効果が得られずらい状態。) 結果、ガサガサのお肌になったり、過剰な皮脂分泌を起こしたりして、お肌のコンディションも崩れがちになるため敏感肌や乾燥肌の人は、特に注意が必要です。 何を使っても洗い上がりが突っ張るという場合、しっかり水を含んだ状態で泡立てるか、最初からフォーム状のものを使用しても良いです。 [chat face="kyokokaiwa1.jpg" name="KYOKO" align="left" border="red" bg="red" style="maru"]洗い上がりのつっぱりは肌ダメージのサインです💡[/chat] 書籍ではそれぞれの石鹸や洗顔フォームのpHバランスを調べる方法も紹介されていましたが、基本的には普通の洗顔石けんや洗顔フォーム、弱酸性とうたっている洗顔料を使用していれば大きな問題はないでしょう。 書籍でもおすすめの商品: Neogen(ネオジェン)リアルフレッシュグリーンティーフォーム:こちらも日本では並行輸入品の購入のみですが、海外の口コミがとにかく良いです。軽いフォームで敏感肌の方に適した配合。グリーンティーが活性酸素を中和し、ソフトでしっとりした洗い上がり。 ベントン オネストクレンジングフォーム:ベントンのオネストラインナップは信頼できる(honest -オネスト)という意味。誠実につくられた天然製品ということが特徴です。認定サステイナブルパームオイルを使用し、リッチなクリーム状からふわっふわの泡に。ボタニカル処方で潤いを残したまま洗顔できると人気です。順番③ピーリング(エクスフォリエイター・角質ケア)
ステップ3は週に2〜3回の角質除去です。 詰まった角栓を柔らかくして、要らなくなった角層の死んだ細胞も取り除きます。これにより肌の質感も明るくなり、他の保湿ケアコスメの成分も浸透しやすくなります。 シュガースクラブでも良いですし、乳酸やサリチル酸といった成分もおすすめです。 毎日ではなく週に2〜3回、特に角栓が黒く溜まりやすい鼻や、ほおの目立つ毛穴に対して集中して行います。 唇も軽く行うとさらに効果的で、カサカサ唇がぷるっとして、リップもスムーズに塗れるようになります。 書籍でもおすすめの商品: スキンフード ブラックシュガーマスクウォッシュオフ:2017年アットコスメのベストコスメアワードでも角質ケアで1位獲得した、スキンフードのロングセラーアイテム。 お砂糖のようなツブツブしたテクスチャが古い角質を根こそぎオフ。その後の化粧品の浸透もより入りがよくなり、毛穴レスになったという声も多いです。 ネオジェン バイオピールガーゼ ワイン:ネオジェンの中でも人気の商品。3種類ありこちらではワインをご紹介。パックではなく直接拭き取りながらピーリングできるパッド。 パッドの表面と裏面を使って毛穴に詰まった汚れを落とし、きめ細かいクリアなお肌に。順番④トナー(プレ化粧水や拭き取り化粧水)
ステップ4はトナーです。 「toner」と書かれていますが、これは日本でいう拭き取り化粧水や、プレ化粧水と考えるとわかりやすいと思います。 クレンジングに近いもの?と感じそうですが、ここで使うトナーは、クレンジングよりもお肌のpHバランスを整えるために使用するもの、の方が近い気がします。 ポイントは洗顔までで落としきれなかった細かい汚れを拭き取りながら、同時に保湿成分もしっかり配合されて、しっとりと保水をすることもできるところ。 お肌のトーン(色などの調子)を整えるために使う、というとわかりやすいのではないでしょうか? 韓国では皮脂のpHバランスを整えることはかなり重要視されており、トナーでpHバランスを弱酸性に整えるスキンケアが一般的です。 アクティベーティングセラム・フレッシュナー、リフレッシャー、スキンソフトナー、スキン、といった呼び方をされることもあります。複雑・・ クレンジングや洗顔で落としきれなかった細かい汚れを落としつつ、お肌のコンディションを整え、その後の化粧水の浸透を助けます。 [chat face="kyokokaiwa1.jpg" name="KYOKO" align="left" border="red" bg="red" style="maru"]毛穴レスFACEでも毎日のケアに使い勝手の良い拭き取り・ピーリングケア用商品をご紹介しています😊[/chat] https://xn--ipw842a.jp/peeling-and-hukitori/totonoumist/ 書籍でもおすすめの商品: ソン&パク ビューティーウォーター:スッキリとしたボトルに植物由来の美容成分が入ったクレンジングリキッド。お肌の決めを整え、角質を取り去り、水分を与えてスッキリ&なめらかなお肌に整えます。 スム37 ウォーターフルスキンリフレッシャー:バンブーウォーターやレッドクローバー由来の天然成分で、お肌にしっとり潤いを与えながら、トーンバランスを整えます。 ミシャ タイムレボリューション クリアトナー:フレングランスフリーで効果的な美容成分をたっぷり。表面の古い角質をすっきりケアし、お肌を柔らかく整え、汚れを拭き取りやすくし、その後の化粧品の浸透も助けます。順番⑤エッセンス(化粧水・美容液)
エッセンスは韓国スキンケアの10ステップでも重要と考える人が多いものです。 なじみのある言い方をすると要は「美容液」のことなのですが、美容液というのも様々な種類がありますよね。 日本では「こういうのが美容液!」という定義が決まっていないため、様々なものが美容液と呼ばれていますが、海外だとわりと区別が細かく別れています。 ステップ5〜6はどちらも美容液なんだけれど、5は全体に使うもの、6ではスポットに使うもの、というイメージだとわかりやすいです。 ステップ5で使う美容液「エッセンス」は、主に顔や首全体に使える、美容成分を配合した化粧水や、土台美容液のようなもののこと。 ステップ6ではアンプル・セラム・ブースターといったものを使用するのですが、これらも日本語で考えると、美容液として販売されています。 重めのテクスチャや乳液のようなものではなく、水分の多い、どちらかというと化粧水にテクスチャの近い種類のものが良いです。 多くの韓国人女性は、エッセンスが最も重要なステップだと考えています。 このステップは韓国で生まれたカテゴリーで、長く他の国ではあまり見られなかった特徴的なスキンケアのステップなのだそう。 実際にこのステップをスキンケアに取り入れることが最も効果があったという声もあり、今では多くの国でも採用されています。 日本の化粧品で再現する場合、ほとんどの場合は化粧水→美容液の順番で行うと同様の成分 書籍でもおすすめの商品: ミシャ タイムレボリューション ファーストエッセンス:ミシャのエッセンス。 パープルバーリーと発酵芽球酵母エキスを含み、お肌の深部から水分補給することでお肌のバランスと基本的な機能を回復させます。保湿やお肌の引き締め・お肌のトーンアップに関する臨床試験もされており効果は折り紙付き。順番⑥アンプル・ブースター・セラム(スポット美容液)
ステップ6では、アンプルやブースター・セラムといった呼び方をする美容液を使用します。 呼び方は日本のもので探すとどれも美容液、となってしまい、困ってしまいそうですが、ここで言うアンプルなどの定義は、いずれもとろみや重みのあるテクスチャなのが目安。 スポットでの使用を目的とした美容液で、より人それぞれの悩みに沿ったものを使用します。 最近の韓国コスメだと、注射器のような形状のかわいいアンプルが多いと思います。 こんな感じの。 ニキビにスポットで使ったり、気になる小ジワに使ったり、シミになっている部分に使ったり、ターンオーバーの正常化をしたりと、それぞれの悩みに沿ったものを選ぶのがポイントです。順番⑦シートマスク・シートパック
シートマスクもまた、韓国スキンケアで非常に重要なパートのひとつ。 リラックス効果も高く、ゆっくりと時間をあてることでお肌をいたわります。 10ステップスキンケアでは、週に2回程度のマスクをおすすめしていますが、乾燥が気になる場合は毎日でもOK。 (毎日パックしていると経済的にも負担になるので、無理のない範囲で続けられるのが一番です。) しっかりと隙間なくパックをお顔に重ねて、約20分間横になり、リラックス。 シートマスクをすることで、これまで重ねた美容成分の蒸発を防ぎ、お肌への浸透をサポートします。 そんなに高価なものを使わなくても、自分のお肌がより明るく、もっちりと柔らかくなることを感じられるハズです。順番⑧アイクリーム
ステップ8はアイクリームです。 目元のスキンケアができているかどうか?は年齢をかなり反映させるため、韓国スキンケアではアイクリームもしっかりと取り入れられているんだそう。 毎日アイクリームによるスキンケアをすることで、目のクマをとることができ、目元のむくみを引き締め、目尻の小ジワを抑えます。 目元の皮膚は顔の中でも最もデリケートです。 アイクリームはアンプルなどのようにスポットで使用するものですが、より目元に良い美容成分が高濃度で配合されていて、余分な刺激もありません。 小指を使って目のくぼみまわりに優しくプレスしながら塗っていきます。(目に入らないよう注意しましょう) こするように塗るとまたシワや他の肌トラブルの原因になるので、優しく優しく。順番⑨モイスチャライザー(乳液・クリーム)
ステップ9は水分補給!そろそろ疲れてきそうですが、いよいよ仕上げ段階です。 水分補給・保湿は特に夜のスキンケアでは絶対大事ですよね! というわけで夜での一番の大事なスキンケアはこの保湿系の仕上げです。(けど、昼間は紫外線ケアがさらに大事!) エマルジョン・ローション・ジェルや乳液・クリームと、色々あると思いますが、合っているものでOK。 最近だと、シカクリームや再生クリームが流行っているので気になっている方も多いかと思います。 昼は通常の保湿クリーム、夜は専用のナイトクリームといった使い分けも⭕ 韓国コスメ好きな方だとナイトマスクを使っちゃう!という方もいると思いますが、週1くらいのご褒美ナイトマスクなんかも、ご褒美に良いですね。 深夜の時間帯にしっかりと保湿成分をゆきわたらせ、水分の蒸発も防いでくれるのがこのステップ9の役割。 もちろん、朝でもUVケアの前に、しっかりこっくり系の化粧品でスキンケア😊 書籍でもおすすめの商品: ミシャ スーパーアクアセルリニュー スネイルクリーム:かたつむりから抽出された美容成分を含むクリームで海外で大ヒット。日本でも最近ようやく手に入るようになりました。ダメージ肌をすばやくケアし、明るくハリのある肌に。 ビリーフ 水分爆弾クリーム:水分爆弾クリームは日本での意外な翻訳ですが、かなりインパクトありますよね。アクアボム、という名前で販売されている商品です。ライトなジェルクリームで、お肌の内部でバーストし、潤いを広げ、きめ細やかなお肌に導きます。内側から弾けるようなプルンとしたお肌に。順番⑩サンスクリーン(UVケア・紫外線対策)
最後はUVケア。これはもうステップ10でも11でもあり、12でも!っていうくらい、気にしている人はやっているかもしれませんね。 肌老化の8割は紫外線による光老化とも言われるため、日焼け止めだけでなく衣類や日傘などでしっかりガードしたいですよね。 ナイトケアとしては必要ありませんが、日中は外出しないから化粧の必要がないので、日焼け止めだけを塗っている、という方は日焼け止めの厚さにも気をつけてみて下さい。 SPF値やPAが強いものでも、薄塗りではもちろんその効果が薄まります。日焼け止め化粧品のSPF値の測定は皮膚1平方センチに対して2mg。 これはかなりの厚塗りを意味しますし、普通はこんなにたくさんの量を使うことはありません。 ですので、日焼け止めクリームに表示されるSPF値は、基本的にそれよりも弱い効果で使用している、と考えた方が良いでしょう。 日焼け止めの上にパウダーファンデを重ねるのも効果的です。 以上で10ステップは完了。 毎日ではなく、できる範囲で続けられるところを続けるのが一番効果的!というアドバイスも書籍では見られました。まとめ「韓国式10ステップスキンケアステップの順番をおさえて美肌になっちゃおう」
読んでいて、意外といつものスキンケアと変わらないと感じた方もいるのではないでしょうか。 書籍自体2015年に発刊されたものですし、今ではスキンケアのノウハウや情報も世界的に広がっているため、日本でも同じようなケアをしている方も、いらっしゃると思います。 韓国の10ステップスキンケアをデイリーケアに落とし込むと…- クレンジング
- 洗顔(W洗顔)
- 角栓ケア(週に1〜2回)
- プレ化粧水(pH調整)
- 化粧水+美容液
- スポットケア(シミ・シワなど)
- マスクやパック(週1回)
- アイクリーム
- 乳液やクリーム
- 日焼け止め
- クレンジング
- 洗顔(W洗顔)
- 化粧水+美容液
- スポットケア(シミ・シワなど)
- アイクリーム
- 乳液やクリーム
- 日焼け止め