周りで筋トレを続けている人を見ると、本当にすごいと感じますよね。
「何度も挑戦しては挫折してきたけど、今度こそ大丈夫かな…」「自分は意志が弱いから続かないのかな…」と不安に思う方もいるでしょう。
でも、安心してください。
筋トレが続くかどうかは、意志の強さだけで決まるわけではないのです。
ちょっとしたコツを知るだけで、あなたもきっと無理なく継続できるようになります。
この記事では、筋トレを継続したいのに、なぜか長続きしないと悩んでいる方に向けて、
- 筋トレが続かない人に共通する特徴
- 無理なく続けられる人の思考や習慣
- 今日から実践できる簡単な継続のコツ
上記について、解説しています。
特別な人だけが続けられるわけでは決してありません。
この記事で紹介する方法を実践すれば、きっと自分に合った続け方が見つかるはずです。
ぜひ参考にして、理想の体づくりへの第一歩を踏み出しましょう。
筋トレが続く人は凄い!!その理由とは?
ある研究によると、ジムやフィットネスクラブで運動を始めた人のうち、1年後も継続できている割合は、わずか4%未満という驚きの結果が出ています。つまり、100人いたら96人もの人が1年以内に辞めるという計算になります。
この4%という数字にはスタジオレッスンなどの参加者も含まれるため、マシンやフリーウェイトと黙々と向き合う純粋な筋トレに絞ると、継続率は0.3%まで低下するという説もあるほどです。最初の壁は特に高く、運動を始めた約半数が最初の6ヶ月間で挫折してしまうというデータも存在します。
これらの厳しい現実をふまえると、筋トレの継続がいかに難しいか、そしてそれを続けている人がどれだけ凄い存在であるかがわかるでしょう。もしあなたが今、トレーニングを続けられているなら、それは非常に価値のあることです。
筋トレが続けられる人の共通点
ここでは筋トレが続けられる人の共通点
- 目標設定が具体的である
- 結果を焦らず長期的に考える
- 正しいフォームを重視している
- 適切な頻度でトレーニングしている
- 適切な頻度でトレーニングしている
- 時間を計画的に確保している
- シンプルなメニューを選んでいる
について説明します。
共通点①:目標設定が具体的である
筋トレを継続できる人は、目標設定が驚くほど具体的です。「痩せて健康になりたい」といった漠然とした願いではなく、「3ヶ月で体脂肪率をマイナス3%、体重を5kg減らす」のように、達成期限と数値を明確に定めています。
例えば、ベンチプレスの重量を半年で10kg増やす、スクワットで100kgを3回挙げるなど、具体的な数値を追いかけることは、日々の成長を実感させてくれるでしょう。
この進捗の可視化こそ、モチベーションを維持する上で極めて重要な要素となるのです。さらに、「お気に入りのブランドのSサイズのデニムを履きこなす」といった、達成した姿を鮮明にイメージできる目標も効果的。具体的なゴールがあるからこそ、それに向けた最適なトレーニング計画を立てることが可能になり、一歩ずつ着実に前進できるのかもしれません。
共通点②:結果を焦らず長期的に考える
筋トレを続けられる人は、結果を焦らない長期的な視点を持っています。身体の変化は一朝一夕に起こるものではなく、最低でも3ヶ月はかかると理解しているのでしょう。
例えば、トレーニングで傷ついた筋繊維が回復して以前より強くなる「超回復」には、48時間から72時間が必要です。このサイクルを無視して毎日同じ部位を鍛えても、効果は半減してしまいます。
続く人は日々の体重のわずか1kgの増減に心を乱されず、昨日より1回多くスクワットができたといった小さな進歩を大切にするのです。
1年後、2年後の理想の姿を思い描き、そこから逆算して今日のトレーニングメニューを淡々とこなす。この地道な積み重ねができるマインドセットこそが、周囲が「すごい」と感じる継続力と、誰もが羨むような肉体を作り上げる唯一の方法といえます。
共通点③:正しいフォームを重視している
筋トレを長く続けられる人は、扱う重量や回数といった数字以上に、一つ一つの動作の質、つまり正しいフォームを何よりも大切にしています。なぜなら、それが最短で結果を出し、かつ安全にトレーニングを続けるための絶対条件だと理解しているからでしょう。
例えば、BIG3の一つであるスクワットで膝がつま先より前に出すぎると、膝関節への負担が増すばかりで、本来鍛えたい大腿四頭筋や大臀筋への刺激が逃げてしまいます。これでは効果が薄れるだけでなく、怪我のリスクも高まるのです。
筋トレが続く人は、たとえ軽い重量でも完璧なフォームを追求し、狙った筋肉が使われている感覚を確かめながら行います。この地道で真摯な姿勢こそが、確実な成長と継続につながり、周囲から「すごい」と評される所以なのかもしれません。
共通点④:適切な頻度でトレーニングしている
筋トレが続く人は、毎日ジムへ通うイメージがあるかもしれませんが、実際には計画的な休息を重視しています。筋肉はトレーニングで破壊された後、栄養と休息によって修復・成長するものであり、この「超回復」のプロセスには48~72時間ほど必要です。継続できる人はこの体の仕組みを理解しており、やみくもに毎日鍛えることはありません。
例えば、全身トレーニングであれば、月曜に行ったなら次は水曜か木曜まで間隔を空けるなど、週2~3回が基本となるでしょう。もし週4回以上トレーニングしたい場合、「胸・肩の日」「背中・腕の日」「脚の日」といったように部位を分割する方法(スプリットルーティン)を採用します。
これにより、ある部位を休ませながら別の部位を鍛えることが可能になるのです。自分のライフスタイルや回復力に合わせて、このような無理のない最適な頻度を見つけ出し、習慣化している点こそ、筋トレが続く人たちが「すごい」といわれる所以かもしれません。
共通点⑤:時間を計画的に確保している
筋トレが続く人は、多忙な中でもトレーニング時間を捻出する計画性を持っています。「時間が空いたらやろう」という曖昧な考えではなく、「毎週月・水・金の19時から1時間」のように、具体的な日時をカレンダーアプリに登録してしまうのです。あるいは、出勤前の30分をトレーニング時間と決め、朝のルーティンに組み込むといった工夫も見受けられます。
時間をあらかじめ確保することで、「今日は疲れたからやめようか」といった意志決定の機会を減らし、行動を習慣化・自動化できるのが大きな利点です。ウェアの準備やジムへの移動時間まで計算に入れておけば、直前で面倒に感じることもありません。意志の力に頼らず、継続できる仕組みを生活の中に作り上げる戦略こそ、筋トレが続く人の「すごさ」の源泉といえるでしょう。
共通点⑥:シンプルなメニューを選んでいる
筋トレを継続できる「すごい人」は、何か特別なトレーニングをしていると思われがちではないでしょうか。しかしその実態は大きく異なり、多くの人が驚くほど単純なメニューを黙々と実践しているのです。
例えば、ジムに通うならスクワット、ベンチプレス、デッドリフトの「BIG3」と呼ばれる基本3種目を中心に、週2~3回の計画を立てるでしょう。自宅トレーニングでも同様で、腕立て伏せや懸垂といった基礎的な動きを徹底的に繰り返します。
なぜなら、シンプルなメニューは正しいフォームの習得に集中でき、扱う重量や回数の伸びが明確にわかるからに他なりません。この「成長の可視化」こそが、何よりのモチベーションを刺激してくれるわけです。あれこれ迷う時間をなくし、実行に集中できる環境づくりが、継続という最大の壁を越える鍵となります。
筋トレが続かない人が陥る落とし穴
冒頭でお伝えした通り、せっかく前向きな気持ちで筋トレをはじめても、続けることはとても大変です。そこで、筋トレをはじめても続けられなくなってしまう場合の特徴として
- 曖昧な目標で始める
- 短期間での成果を求めすぎる
- 基本のフォームを知らない
- 頻度が少なく習慣化できない
- 時間があるときだけ行う
- メニュー・種目が多すぎて混乱する
これらについて説明します。
曖昧な目標で始める
「近所に新しいジムができたから、試しに通ってみよう」といった、きっかけだけでトレーニングを始める人は少なくありません。しかし、このような曖昧な動機では、最初の熱意が冷めると同時にジムへ行く目的を見失いがちです。
結果として、ランニングマシンを少し利用するだけで帰宅するようになり、体の変化も感じられず、面白みを見いだせずに退会してしまうケースが多く見受けられます。
一方で、「3ヶ月で体重を5kg減らす」「ベンチプレスで80kgを上げる」といった、期間や数字を含んだ明確な目標を掲げると、行動が具体的になります。達成すべきゴールがはっきりしているため、日々のトレーニングに意味が生まれ、継続するための強力な動機付けとなるでしょう。明確な目標の設定こそが、挫折を防ぐ鍵を握るのです。
短期間での成果を求めすぎる
ジムに入会した当初は、誰しも高いモチベーションに満ち溢れています。「毎日通って理想の体を手に入れるぞ」と意気込むその気持ちは、素晴らしいスタートと言えるでしょう。
しかし、その高いやる気が「1ヶ月で体重を5kg落とす」「夏までにシックスパックを作る」といった、短期間での過大な目標設定に繋がりがちです。筋トレは体に負荷をかける行為であり、一種のストレスでもあります。最初のうちは気合で乗り切れても、思うような成果がすぐに出ないと「これだけ頑張っているのに」という焦りが生まれ、そのストレスが徐々に大きくなっていきます。
時間の経過とともに、この焦りがモチベーションを削ぎ落とし、結果としてジムから足が遠のく原因になってしまうのです。
大切なのは、筋肉の成長にはトレーニング、栄養、そして適切な休息が必要だと理解し、長期的な視点を持つこと。まずは「週に2回、30分はトレーニングする」など、継続可能な行動目標を立て、小さな成功体験を積み重ねていくのが挫折しないための秘訣です。
基本のフォームを知らない
筋トレが続かない大きな原因として、正しいフォームを知らないまま運動している点が挙げられます。自己流のトレーニングは、狙った効果を得にくいだけでなく、深刻な怪我につながる危険性をはらんでいます。
例えば、スクワットで膝がつま先より前に出すぎると、本来鍛えたいお尻や太ももの裏ではなく、前側ばかりに負荷がかかるでしょう。これでは、理想のボディラインを手に入れるまでに遠回りになってしまいます。また、デッドリフトで背中を丸めたまま行うと、腰に過度な負担がかかり、最悪の場合、椎間板ヘルニアといった怪我を引き起こす可能性もあるのです。
せっかく健康のためにとジムに通い始めた人が、誤ったフォームで体を痛めてしまっては本末転倒です。怪我をするとトレーニングを中断せざるを得ず、そのまま運動習慣が途絶えてしまうケースは少なくありません。
さらに、力を入れる際に息を吐き、戻すときに吸うといった基本的な呼吸法も、パフォーマンスの向上と安全確保のために重要な要素です。正しいフォームと呼吸法を身につけることが、結果を出し、モチベーションを維持してトレーニングを継続するための鍵となります。
頻度が少なく習慣化できない
筋トレの頻度が2週に1回程度では、残念ながら習慣化への道は険しいものとなります。トレーニングの間隔が14日間も空いてしまうと、前回得た刺激や正しいフォームの感覚を体が忘れてしまいがち。これでは毎回がリセットされた状態に近く、成長を実感しにくいため挫折の一因になりかねません。
実際に厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、筋力トレーニングは週に2~3日実施することが推奨されています。この頻度を確保してこそ、筋肉は回復と成長のサイクルを効率よく回せるようになります。
もし週に何度もジムへ通うのが難しいのであれば、自宅でできる15分程度の自重トレーニングを週の半ばに追加するだけでも効果は大きく変わるでしょう。「月曜は胸、木曜は脚」のように部位を分ける方法も、1回あたりの負担を減らしつつ継続する上で賢い戦略といえます。
時間があるときだけ行う
「時間ができたら筋トレしよう」という考え方は、一見柔軟に見えますが、継続を妨げる大きな落とし穴です。このアプローチでは、筋トレの優先順位が他の予定よりも低くなり、急な仕事や誘惑が入ると簡単に後回しにされてしまいます。
成功の秘訣は、筋トレを「イベント」として自分のスケジュールに組み込むことです。例えば、「毎週水曜日の夜8時から30分間」というように、具体的な日時をカレンダーに登録しましょう。
厚生労働省は健康維持のために週2〜3回の筋トレを推奨していますが、最初から完璧を目指す必要はありません。まずは週に1回、たとえ15分だけでも身体を動かすことから始めてみてください。大切なのは「ゼロをイチにする」という考え方で、「今週もできた」という小さな成功体験の積み重ねが、長期的な習慣化へとつながる確実な一歩となります。
メニュー・種目が多すぎて混乱する
筋トレを始めたものの、多くのメニュー・種目をこなそうとして挫折していませんか。YouTubeやSNSには情報が溢れており、何から手をつけるべきか分からなくなるのも無理はありません。
実は、筋トレを長く続けている人ほど、トレーニングの種目を厳選しているのです。特に最初のうちは、全身を効率よく鍛えられる「BIG3」、つまりスクワット、ベンチプレス、デッドリフトを中心に据えるのが効果的。これらに補助種目を1〜2つ加えるだけで、1回のトレーニングは合計3〜5種目もあれば十分な刺激を与えられます。
まずは同じメニューを3ヶ月ほど続けてみましょう。例えば週3回ジムへ行くなら、1回あたり3〜4種目に集中する計画を立てるのがおすすめです。基本を徹底的に体に覚え込ませれば、フォームや負荷のかけ方が自然と身につき、新しい種目に挑戦する余裕も生まれます。あれもこれもと欲張らず、基本の種目を着実にやり込むことが、結果への確実な道筋となるでしょう。
筋トレをやめたくなった時の対策
筋トレをやめたくなった時の対策を知ることで、続けやすくなるはずです。ここでは続ける上で大切なこと
- 週1回30分でも継続する
- 負荷を調整して無理なく行う
- 丁寧にフォームを確認する
- 経験者にアドバイスを求める
これらについて説明します。
週1回30分でも継続する
筋トレを無理なく続けられる人は、実は完璧を目指していません。「毎日1時間みっちり」といった高い理想は、一度でも達成できないと挫折の原因になりがちです。むしろ、「週に1回、30分だけ」と決めてジムへ通う方が、結果的に長続きするでしょう。
この短い30分という時間でも、例えばスクワットやベンチプレスといった主要な種目を3セットずつ行うだけで、全身へ十分な刺激を与えられます。
最も重要なのは、トレーニングを完全に休んでしまう期間を作らないこと。たとえ短時間でも継続すれば、運動する習慣が体に染みつき、筋力低下も防げるのです。「今日もできた」という小さな達成感の積み重ねが、やがて大きな自信に変わります。この「やめない」という単純な事実こそ、周囲から「すごい」と称賛される人の本質なのかもしれません。
負荷を調整して無理なく行う
筋トレを続けられる人は、決して最初から無理をしているわけではありません。むしろ、自分のレベルに合わせた負荷調整が非常に上手なのです。
例えば、ベンチプレスでいきなり60kgに挑戦するのではなく、まずは20kgのバーだけで正しいフォームを身につけることから開始します。回数も限界まで追い込むのではなく、「あと2回はできそう」という余力を残して終えるのが継続のコツでしょう。
自宅での腕立て伏せが床でできない場合、壁を使ったり膝をついたりして強度を下げてみてください。
大切なのは、他人と比較せず、昨日の自分より少しでも成長できたかを基準にすること。週に2回、1回30分のトレーニングでも、着実に続ければ身体は必ず変化していくでしょう。この「少し物足りない」くらいの負荷こそが、明日へのモチベーションを生み、長期的な成功へと導く鍵となります。
丁寧にフォームを確認する
筋トレが続く人は、1回ごとの動作を驚くほど丁寧に行っています。彼らがすごいのは、闇雲に重い重量を扱うのではなく、正しいフォームを何よりも重視する点でしょう。
例えば、BIG3の1種目であるスクワットで膝がつま先より前に出ないか、デッドリフトで背中が丸まっていないかなど、常に鏡やスマートフォンの録画機能を使って細かくチェックします。正しいフォームは、トレーニング効果を最大化し、腰や関節を痛める怪我のリスクを劇的に下げてくれるのです。
狙った筋肉に的確に負荷が乗る感覚、いわゆる「効いている」という実感を得やすくなるため、これがモチベーションとなり、結果として1年以上といった長期間の継続に繋がります。地味に見えるフォームの確認こそ、成長への最短ルートだと言えるかもしれません。
経験者にアドバイスを求める
筋トレをやめたくなった時は、独学の限界を感じているのかもしれません。そんな時は、トレーニングを続けている経験者にアドバイスを求めてみましょう。
自分では気づきにくいフォームの癖や、合っていない重量設定などを客観的に指摘してもらえる良い機会になります。例えば「ゴールドジム」に在籍するパーソナルトレーナーの中には、年間100人以上を指導する専門家もいます。プロの指導を一度受けるだけで、ベンチプレスの正しい軌道やスクワットの深さなど、トレーニングの質を向上させる発見があるはずです。
また、身近な友人やSNSのインフルエンサーに相談するのも有効な手段となります。停滞期の乗り越え方やおすすめのプロテイン、1週間の分割メニューについて尋ねることで、新たなモチベーションが生まれるでしょう。プロだけでなくとも、過去に同じ挫折を経験した人の話も共感でき、続けるためのヒントを与えてくれます。一人で抱え込まず先人の知恵を借りることが、成果への最短ルートです。
ジム通いを習慣化する
自宅での筋トレが続かないなら、ジムへの入会を検討してみませんか。ジムには同じ目標を持つ仲間がいて、自然とやる気が湧いてきます。
ジム通いを習慣化するには、意志の力に頼らず「仕組み」を作ることが大切です。「毎週火曜と金曜の19時にはジムのロッカーで着替える」というように、具体的な行動計画を立てる「if-thenプランニング」が有効な手法となります。この計画により、迷わず行動に移せるようになるでしょう。
環境設定も挫折を防ぐ重要な鍵です。自宅や職場から徒歩5分圏内にある24時間ジムを選ぶなど、物理的な通いやすさを優先すると長続きします。最初から完璧を目指す必要はなく、まずは週2回からで十分。たとえトレーニングウェアに着替えて5分間ストレッチするだけでも、それは立派な一歩です。
また、専門トレーナーから正しいフォームや効率的なメニューを教えてもらえるため、初心者でも安心して取り組めるというメリットもあります。自分に合った環境と仕組みを整え、筋トレを楽しい習慣に変えていきましょう。
続けやすいジムの選び方
ここでは続けやすいジムの選び方
- アクセスの良い場所を選ぶ
- 自分の生活に合った営業時間
- トレーナーとの相性を重視
といったことについて説明します。
続けやすいジムの選び方①:アクセスの良い場所を選ぶ
筋トレを続けられる人は、単に意志が強いわけではありません。実はトレーニングを無理なく日常に組み込む環境設定が巧みなのです。その最も重要な戦略の一つが、通いやすい場所にあるジムを選ぶこと。自宅や職場から徒歩5分圏内、あるいは通勤で利用する駅の近くといった立地は、継続の強力な後押しとなります。
例えば、片道60分もかかるジムでは、移動だけで1日の貴重な2時間を失う計算に。これでは「面倒だ」と感じるのも当然でしょう。全国47都道府県に1,100店舗以上を展開するエニタイムフィットネスや、駅直結型のジェクサー・フィットネスクラブのように、自分の生活圏内で無理なく通える施設を見つけることが肝心。雨が降っていても億劫にならない距離感こそが、「今日はやめておこう」という気持ちが湧く隙を与えない秘訣といえるのです。
続けやすいジムの選び方②:自分の生活に合った営業時間
筋トレを継続できる人は、自分の生活リズムを最優先に考えてジムを選んでいます。例えば、シフト勤務で時間が不規則な方や、出勤前の朝7時、残業後の夜22時といった限られた時間しか確保できない方もいるでしょう。このような場合、24時間営業のジムは、非常に強力な味方になります。
自分の都合の良いタイミングで、いつでも施設を利用できる環境が、継続へのハードルを劇的に下げてくれるのです。必ずしも24時間営業にこだわる必要はありませんが、公営施設が夜21時頃に閉まるのに対し、深夜24時まで利用できるフィットネスクラブも存在します。無理に生活を変えてジムに通うのではなく、自分の空き時間に自然と組み込める場所を選ぶことこそ、長く続けるための重要な戦略と言えるでしょう。
続けやすいジムの選び方③:設備が充実しているか確認
筋トレを継続する人は、自分に合った環境選びを徹底しています。特にトレーニングジムの設備充実は、モチベーション維持に直結する極めて重要な要素でしょう。例えば、フリーウェイトゾーンのパワーラックが1台しかないジムだと、平日の19時台には順番待ちが発生し、限られた時間でのトレーニング計画が崩れがちです。これが継続を妨げるストレスになり得ます。
一方で、パワーラックが複数台あり、1kgから50kgまで幅広い重量のダンベルが揃う施設なら、待ち時間の心配なく多彩な種目に挑戦できるというわけです。大手の24時間ジムでも、店舗によって設置マシンに差があるため、契約前に必ず見学し、自分の目的に合った器具があるか確認することが求められます。自分への投資と捉え、設備を妥協しない選択こそが、成功の秘訣なのです。
続けやすいジムの選び方④:トレーナーとの相性を重視
筋トレを継続する上で、トレーナーとの相性は非常に重要な要素になります。優れたトレーナーは、正しいフォームを教えるだけでなく、精神的な支えとなりモチベーションを維持する手助けをしてくれる存在に他なりません。例えば、厳しく追い込む指導で成長を促すタイプもいれば、たくさん褒めて自信をつけさせてくれるタイプのトレーナーもいるでしょう。自身の性格や目標に合わない指導者だと、ジムへ通うこと自体が苦痛になりかねないのです。
RIZAPや24/7Workoutなど多くのパーソナルジムでは、入会前に無料カウンセリングや体験トレーニングの機会を提供しています。この制度を積極的に利用し、トレーナーの指導スタイルや人柄、コミュニケーションの取りやすさを直接確かめてください。信頼できるパートナーを見つけることが、挫折を防ぎ、周囲から「すごい」と感心されるほどの継続につながります。
続けやすいジムの選び方⑤:無理のない会費設定
筋トレ継続の鍵は、意外にも無理のない会費設定にあります。高額な会費は、モチベーションが下がった際に大きな負担となり、退会の引き金になりかねません。例えば、大手フィットネスクラブは月額1万円前後が相場ですが、エニタイムフィットネスのような24時間ジムなら7,000円から9,000円台で探すことも可能です。
さらにコストを抑えたいなら、自治体が運営する公営ジムを活用する手もあるでしょう。都内の施設でも1回400円から600円程度で利用できる場所は少なくありません。すごいと評される継続者は、こうした費用対効果を冷静に見極めているのです。自分の懐事情に合わせ、身の丈に合った選択をすることが、長期的なトレーニング成功への近道といえます。
筋トレを習慣化するためのステップ
筋トレを習慣化するための簡単なステップをご紹介します。
- 小さな目標から始める
- 習慣化のための環境を整える
これらについて解説します!
小さな目標から始める
筋トレを長期間続けられる人は、最初から「毎日ジムで1時間トレーニングする」といった高い目標を掲げません。むしろ、「週に2回、腕立て伏せを10回だけやる」というような、誰でも確実に達成できる小さな目標から始めるのが一般的でしょう。
例えば、テレビCMの間に5分間だけプランクを試す、あるいは寝る前に腹筋を20回こなすといったレベルからスタートしてみてはいかがでしょうか。この「できた」という小さな成功体験の積み重ねが、自己肯定感を高めるのです。一つ目標をクリアする達成感が、次のトレーニングへの強力なモチベーションとなり、やがて大きな習慣へと成長していきます。
まずは「これなら絶対にできる」と確信できるレベルまで意図的にハードルを下げることが、挫折を防ぎ、周囲から「すごい」と言われるような継続を可能にする最も賢明な戦略なのです。
習慣化のための環境を整える
筋トレが続く人は、決して意志が「すごい」特別な人間というわけではありません。多くの場合、トレーニングをせざるを得ない環境づくりが非常に上手なのです。
例えば、部屋の隅にダンベルやヨガマットを常に置いておく工夫があります。朝起きてすぐにそれらが目に入れば、行動へのハードルは大きく下がるでしょう。また、月額8,000円前後で通えるエニタイムフィットネスのような24時間ジムに登録し、生活動線に組み込むのも有効な手段となります。
自宅派なら、「Nike Training Club」といったアプリの通知をオンにしたり、カレンダーに「火・金曜20時から15分」と予定を入れたりするのも良い方法です。このように物理的、時間的な仕組みで自分を導くことが、筋トレを続ける秘訣であり、周りからすごいと思われる人たちが実践しているテクニックなのです。
筋トレを続けるためのQ&A
筋トレを続けようとしてもうまくいかない、どんなふうにすればうまくいくの?とさらに気になったこともあるかもしれません。ここでは筋トレを続ける上でよくあるQ&Aについて回答します。
筋トレを続けるモチベーションが上がらない時は?
筋トレのモチベーションが湧かない日は誰にでも訪れます。そんな時は、一度立ち止まって目標を見直す良い機会かもしれません。「ベンチプレスで100kg挙げる」といった遠い目標だけでなく、「週に2回ジムに行く」といった行動目標に切り替えてみましょう。あるいは、「前回より1回でも多くレップをこなす」など、ごく小さな成功体験を積み重ねる意識も大切です。
気分転換に新しいウェアを購入したり、トレーニング仲間と一緒に励まし合うのも効果があります。また、モチベーションの低下は、オーバートレーニングのサインである可能性も考えられます。最低でも48時間の間隔を空けるなど、十分な休養を取り入れることを検討してください。「やる気」に頼るのではなく、行動を習慣化する仕組み作りが重要。完璧を目指さず、まずはジムへ足を運ぶことから再開してみましょう。
忙しい中で筋トレを続けるコツは?
忙しい中で筋トレを続けるには、完璧を目指さない意識が何より重要となります。「週に3回ジムに行く」といった理想ではなく、「週に1回15分でもできれば上出来」と考えるだけでも継続のハードルは大きく下がるでしょう。朝の15分や昼休みなど、スキマ時間を活用するのも賢い方法です。
予めGoogleカレンダーに「19時から20時はトレーニング」と予定を入れてしまうのも一つの手。また、トレーニング内容をBIG3(スクワット、ベンチプレス、デッドリフト)のような短時間で効果の高い種目に絞るのも有効となります。24時間ジムなら、早朝や深夜といった僅かな時間も活用できます。
また、「今日は疲れたから休む」という判断を自分に許すことも重要です。「やめさえしなければ続けている」と意識することで、ストレスなく続けやすい精神状態を保つことができます。
まとめ:明日からあなたも筋トレが続く人になれる!
今回は、筋トレが続かずに悩んでいる方に向けて、
- 筋トレが続かない人の共通点
- – 無理なく筋トレを続けるための簡単な方法
- – やる気を維持するための秘訣
上記について、解説してきました。
筋トレを継続することは、決して特別な才能や強い意志が必要なわけではありません。
なぜ続かないのか、その原因を理解し、自分に合った簡単な工夫を取り入れることが何よりも大切なのです。
これまで何度も挑戦しては挫折し、自分を責めてしまった経験があるかもしれません。
この記事で紹介した方法の中から、まずは一つでも「これならできそう」と思えるものを選んで試してみませんか。
筋トレを始めようと決意した、その気持ち自体がとても素晴らしい第一歩でした。
これまでの挑戦は、決して無駄な経験ではありません。
小さな成功を一つずつ積み重ねていくことで、体だけでなく心にも変化が訪れるのを実感できるでしょう。
気づけば、周囲から「すごい」と言われるような、筋トレが続く人になっているはずです。
完璧を目指す必要は全くありませんので、まずは楽しむ気持ちを大切にしてください。
筆者は、あなたの挑戦を心から応援しています。