しゃぶしゃぶのお肉!牛豚のおすすめ部位と選び方を徹底解説

「しゃぶしゃぶのお肉、どの部位を選べばいいのかな…」「せっかく食べるなら、美味しいお肉で食べたい」という声をよく耳にします。

しゃぶしゃぶは牛肉や豚肉の部位によって、味わいや食感が大きく異なるため、目的に合わせた選び方を知っておくと、より満足度の高いしゃぶしゃぶを楽しむことができます。

この記事では、家族や友人とのしゃぶしゃぶパーティーを計画している方に向けて、

  • おすすめの牛肉・豚肉の部位とその特徴
  • お肉の選び方のコツと保存方法
  • より美味しく食べるためのポイント

上記について解説します!

目次

しゃぶしゃぶにぴったりのお肉選び

しゃぶしゃぶに合うお肉といえば、皆さんは何を思い浮かべますか?「やっぱり牛肉!」という方もいれば、「いや、豚肉でしょ!」という方もいるでしょう。実は、しゃぶしゃぶに使われるお肉の種類は、地域やシーンによってさまざまです。

かつては牛肉が主流でしたが、最近では豚肉や鶏肉、ラム肉を楽しむ人も増えています。例えば、関東地方では豚肉のしゃぶしゃぶが親しまれており、関西地方では牛肉が圧倒的に支持されています。北海道ではラムのしゃぶしゃぶも人気です。

また、「手頃な価格でしゃぶしゃぶを楽しみたい」という場合は豚肉が選ばれ、「特別な日には贅沢に!」というときは牛肉が好まれる傾向にあります。お肉の選び方は、地域性だけでなく、シーンや予算によっても変わってきます。

しゃぶしゃぶにおすすめの牛肉部位とは

しゃぶしゃぶといえば、やっぱり牛肉!ちょっと贅沢な食事なら牛肉のしゃぶしゃぶが嬉しいですよね。ここではしゃぶしゃぶ用に適した牛肉の部位として

  • 肩ロース
  • リブロース
  • サーロイン
  • モモ
  • タン
  • ハツ

についてそれぞれ解説します!

肩ロース

牛肩ロースは、赤身と脂身のバランスが絶妙で、深い味わいが楽しめる部位です。しゃぶしゃぶにすると、出汁にさっとくぐらせるだけで、肉の旨みと芳醇な香りが口いっぱいに広がります。脂身がほどよく落ちるため、ヘルシーに味わえるのも嬉しいポイントです。

肩ロースは柔らかさと適度な噛みごたえがあり、濃厚な味わいと上質な甘みが魅力です。夏バテ気味のときでもあっさりと食べられるので、食欲がない日にも最適です。

また、夏野菜を使った冷しゃぶサラダや、しゃぶしゃぶ肉を使った野菜巻きなどのアレンジ料理にもおすすめです。夏のホームパーティーで提供すれば、ゲストにも喜ばれることでしょう。

リブロース

リブロースは牛の背中から腰にかけての部位で、肋骨付近のお肉です。霜降りが多く、とても柔らかいのが特徴。そのため、しゃぶしゃぶにすると口の中で自然にとろけるような食感と、広がる肉汁の美味しさが楽しめます。

特有の甘みとリッチな味わいがあり、一口食べれば贅沢な気分になれるのがリブロースの魅力です。誕生日や記念日など特別なお祝いの席では、ぜひリブロースのしゃぶしゃぶをお楽しみください。

サーロイン

サーロインは牛肉の中でも特に高級な部位で、適度な脂肪が赤身に入り込んでいます。このバランスにより、赤身の旨みと脂の甘みを同時に楽しめます。腰の上部に位置し、運動量が少ないため筋が少なく非常に柔らかいのが特徴です。

しゃぶしゃぶ用に薄くスライスすると、融点の低い脂が口の中でとろけ、とてもなめらかな食感になります。サーロインは他のお肉よりも高価格帯ですが、特別な日のごちそうとしておすすめです。お正月やお盆など、家族が集まる機会にぜひ試してみてはいかがでしょうか。

モモ

「ロースの脂身が苦手」という方には、牛モモ肉のしゃぶしゃぶがおすすめです。牛の後ろ脚に位置するモモ肉は、赤身が多くカロリーが低い部位で、さっぱりとした食感が特徴です。ヘルシーで食べやすく、牛本来の旨味を楽しめるのも魅力です。

また、モモ肉は比較的安価で手に入りやすいので、普段の家族団欒や少し贅沢したい日にも適しています。脂っこいものが苦手な方や、さっぱりと食べたい方は、ぜひ牛モモ肉のしゃぶしゃぶを試してみてはいかがでしょうか。

タン

牛タンはタンパク質や鉄分が豊富で、今回ご紹介した他の和牛部位よりは脂肪分が少ないヘルシーな部位です。焼き肉で人気の牛タンをしゃぶしゃぶでいただくと、その柔らかさと弾力を一層楽しめます。

シンプルに塩で味わえば、牛タン本来の旨味を堪能できます。女子会や親戚の集まりなど、幅広い年齢層に喜ばれるおすすめの一品です。

ハツ

牛ハツは、牛の心臓にあたる部位で、しゃぶしゃぶにおすすめのお肉です。やや硬めの食感が特徴で、コリコリとした噛みごたえがあります。味は臭みが少なく淡白で、あっさりとした味わいを楽しめます。

栄養面でも優れており、タンパク質やビタミンB群、鉄分、ミネラルなどが豊富に含まれています。特に鉄分は女性に嬉しい栄養素で、貧血予防にも役立ちます。

しゃぶしゃぶにすると、そのコリコリとした食感とさっぱりした味が引き立ちます。ポン酢やごま油などのタレでさっぱりといただくのがおすすめです。ヘルシーでクセのない牛ハツを、ぜひしゃぶしゃぶでお楽しみください。

しゃぶしゃぶにおすすめの豚肉の部位

あっさりした赤身と脂の甘味を楽しみたいなら豚肉もおすすめ!牛肉よりリーズナブルなのでたくさん食べたい人も嬉しいですよね。ここではしゃぶしゃぶ用に適した豚肉の部位として

  • 豚ロース
  • 豚肩ロース
  • 豚バラ
  • 豚モモ肉
  • 豚ウデ肉

についてそれぞれ解説します!

豚ロース

豚ロースは、赤身と脂身のバランスが絶妙です。見た目にも赤身と脂身がハッキリ別れている部位です。味わいが深く、柔らかさとキメの細かさが特徴的で、冷めてもその柔らかさを保ちます。

そのため、冷しゃぶなどの冷たい料理にも最適で、幅広い年代の人々に愛されるお肉です。

豚肩ロース

豚肩ロースは、ロースに比べてサシが全体に細かく入り、濃厚な味わいと肉の旨みが特徴です。きっちりとした歯ごたえも楽しめるので、しゃぶしゃぶでサッと火を通すと、脂の甘みと赤身のバランスが絶妙な、ジューシーな食感を楽しめます。

豚バラ

豚バラは、しゃぶしゃぶの定番部位と言えるでしょう。きめ細かいサシが美しい豚バラは、薄切りにすることで、とろけるような食感と濃厚な旨みが楽しめます。

熱々の出汁にくぐらせることで、余分な脂が落ち、さっぱりとした味わいも同時に感じられます。甘みのある脂と赤身のバランスが良く、ご飯との相性も抜群です。

豚モモ肉

豚モモ肉は、牛肉などと比べるとサシが少なく、赤身本来の旨味を堪能できるのが魅力です。ヘルシーな部位なので、たくさん食べても罪悪感がないのも嬉しいポイント!あっさりとした味わいで、しゃぶしゃぶにすると、肉の旨味がぎゅっと凝縮されます。

特におすすめの食べ方は、濃厚なごまダレとの組み合わせ。肉の美味しさを引き立て、より一層しゃぶしゃぶを美味しくしてくれます。加熱しすぎると固くなってしまうので、さっと火を通すのがポイント。赤身肉の旨味とごまダレの風味が口の中に広がり、絶妙なハーモニーが楽しめます。

豚ウデ肉

豚ウデ肉は、バラ肉と肩ロースの特徴を併せ持つ、しゃぶしゃぶに最適な部位です。程よい歯ごたえと濃い味が特徴で、噛みしめるほどに肉の旨みが口の中に広がります。

バラ肉のような濃厚な味わいを楽しみたいけれど、肩ロースのような食感も欲しい、そんな欲張りなあなたにぴったり。しかも、リーズナブルな価格で手に入るので、お財布にも優しい。ローカロリーなので、たくさん食べても罪悪感なくしゃぶしゃぶを堪能できます。

スーパーでしゃぶしゃぶのお肉を選ぶ時のコツ

美味しいしゃぶしゃぶを楽しむためには、お肉の選び方がポイントです。では、スーパーでどんなお肉を選べば良いのでしょうか?

しゃぶしゃぶは、お鍋にお肉をサッとくぐらせるだけなので、鮮度と品質がそのまま味に影響します。ここでは特にスーパーでしゃぶしゃぶ用のお肉を選ぶ時のポイントについて解説します!

しゃぶしゃぶ用お肉選びのコツ①お肉の切り方に注目

スーパーでしゃぶしゃぶ用のお肉を選ぶ際は、お肉の切り方に注目しましょう。一般的なお肉は薄切りから厚切りまで様々ですが、しゃぶしゃぶには厚さ0.5mmから1mm程度の極薄スライスが最適です。

厚みがあると火の通りが遅くなり、しゃぶしゃぶ特有のサッと湯にくぐらせる調理法に適しません。パッケージに「しゃぶしゃぶ用」と明記されているものや、見た目で薄さを確認できるものを選びましょう。

しゃぶしゃぶ用お肉選びのコツ②ドリップの有無を確認

ドリップとは、お肉から染み出す赤い液体のことです。スーパーでお肉を選ぶ際、パックを傾けて赤い汁が溜まっていないか、下のシートが赤くなっていないか確認しましょう。

ドリップには水分やタンパク質、旨味成分が含まれており、これによりお肉の美味しさや栄養が流出してしまいます。特に冷凍肉を解凍するとドリップが出やすく、菌の繁殖も促進され、お肉の質が低下します。新鮮で質の良いお肉を選ぶために、ドリップの出ていないものを選ぶことが大切です。

しゃぶしゃぶ用お肉選びのコツ③新鮮さを見極める色のチェック

スーパーでしゃぶしゃぶ用のお肉を選ぶ際は、色合いや艶をしっかりチェックしましょう。表面が乾燥していたり、艶がなくくすんでいたり、一部が茶色や黒っぽく変色している場合は、鮮度低下のサインです。そうしたお肉は購入を避けたほうが賢明です。

牛肉なら、赤身が明るい赤色で脂身が乳白色かつ透明感のあるものがおすすめ。ただし、お肉の重なった部分が黒っぽく見えることがありますが、これについては問題ありません。重なった部分が黒っぽく見えるのは、その部分が空気に触れていないため酸化していないだけなので、心配いりません。

しゃぶしゃぶのお肉の適切な量を選ぶポイント

しゃぶしゃぶ用のお肉を選ぶ際、適切な量を知っておくと買い物がスムーズになります。一般的に、大人一人あたり150~200gが目安で、子供やご年配の方は100~150g程度がおすすめです。

しゃぶしゃぶのお肉1人前の目安
  • 成人男性:200~300g
  • 成人女性:150~200g
  • こども:100~150g
  • ご年配の方:100~150g

お肉の部位やスライスの厚さにもよりますが、1枚約20gと考えると、大人一人で10枚程度になります。野菜や他の具材の量ともバランスを考えて、必要な量を調整しましょう。

自分でしゃぶしゃぶ用のお肉を選べない時は専門店におまかせするのもおすすめ!

しゃぶしゃぶ用のお肉の選び方に迷ったときは、肉の専門店におまかせするのがおすすめです。お肉の美味しさはランクだけでなく、切り方も大きく影響します。美味しい肉を選ぶには、職人の目利きが欠かせません。専門店ではプロが確かな目で厳選したお肉を提供しています。

また、機械でカットされた肉は設定が難しく、切る際に肉に負担がかかることがあります。しかし、プロが手切りしたお肉は、霜降りの入り具合や筋繊維の硬さに合わせて最適にカットされています。

しゃぶしゃぶをさらに美味しくするタレの選び方

美味しいお肉を用意したら、次に重要なのがタレの選び方です。

さっぱりと楽しみたいならポン酢がおすすめで、お好みでおろし大根を加えると風味が増します。

濃厚な味わいを求める方にはゴマダレが最適です。胡麻の香ばしい香りとクリーミーな甘さが、お肉の旨味を一層引き立ててくれます。栄養価も高く、健康面でも嬉しい効果があります。

ピリッとした辛さがお好みなら、ラー油や唐辛子を加えてアクセントをつけると食欲が増進します。また、豚肉と牛肉では食感や味わいが異なるため、それぞれに合うタレを試してみると新たな美味しさを発見できます。

自分だけのオリジナルのタレや組み合わせを見つけて、しゃぶしゃぶをさらに美味しく楽しみましょう。

しゃぶしゃぶのお肉を美味しく魅せる盛り付け方

しゃぶしゃぶは少し特別な日などに楽しむもの。せっかくなら自宅で味わうにしても豪華な盛り付けで演出したいですよね。そこでここでは、しゃぶしゃぶのお肉がより美味しく見せられる盛り付け方法を解説します!

整って見える時計回り

お肉を美味しく魅せるために、時計回りに整然と並べてみましょう。美しいサシを強調することで、まるで芸術品のような盛り付けになります。パセリなどの緑の食材を添えると、色のバランスが良くなり、見た目にも華やかです。

バラのような中央盛り

しゃぶしゃぶのお肉をバラの花びらのように1枚1枚丁寧に重ねて盛り付けましょう。中心から外側に向かってお肉を配置することで、高さとボリューム感を演出できます。この盛り付け方で食卓が華やかになり、見た目も美しく仕上がります。

箸でとりやすいロール盛り

しゃぶしゃぶのお肉を美味しく魅せるためには、一枚ずつをロール状に巻いて盛り付ける方法がおすすめです。ロール状にすることで、お肉とお肉がくっつかず、箸で一枚ずつ取りやすくなります。食卓も一層華やかになり、食事が楽しくなりますね。

ケンカにならない個別盛り

大人数でしゃぶしゃぶを楽しむ際、大皿にお肉を盛り付けると華やかですが、鍋や他の料理でテーブルがいっぱいになりがちです。そんなときは、あらかじめ各自の皿にお肉を分けておくと便利です。これならスペースを節約できる上、お肉の取り合いも避けられます。

しゃぶしゃぶのお肉に関するよくある質問

しゃぶしゃぶを食べる時にちょっと気になるポイントについて解説します。

牛肉と豚肉、どちらがヘルシー?

しゃぶしゃぶのお肉選びで迷われている方に、牛肉と豚肉の栄養価を比較してみましょう。牛肉は100gあたり約250kcalなのに対し、豚肉は約200kcalと、豚肉の方がカロリーは低めです。

タンパク質含有量は、牛肉が約20g、豚肉が約19gとほぼ同等の栄養価を誇ります。脂質については、牛肉が約20g、豚肉が約14gで、豚肉の方が脂質が少なく健康的な選択といえるでしょう。

豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれており、疲労回復や代謝促進に効果的な栄養素です。一方で牛肉は、鉄分や亜鉛が豊富に含まれ、貧血予防や美容効果が期待できます。

どちらも優れた栄養価を持っているため、体調や目的に合わせて選択するのがベスト。両方を少量ずつ楽しむのも良い選択肢となりました。

しゃぶしゃぶにおすすめの野菜は?

しゃぶしゃぶに欠かせない野菜は、白菜やレタスなどの葉物野菜が定番です。白菜は甘みがあり、しゃぶしゃぶの出汁と相性抜群でしょう。

えのきやしめじなどのきのこ類も、出汁の旨味を吸収して格別な美味しさを演出します。春菊は独特の香りと苦みが肉の脂っぽさを和らげる効果があるため、人気の具材となっています。

ニンジンやもやしは彩りを添えるだけでなく、シャキシャキとした食感のアクセントに最適。水菜は口当たりが良く、肉と一緒に巻いて食べるのがおすすめです。

野菜は一度に全部入れずに、種類ごとに分けて入れることで、それぞれの野菜本来の味と食感を楽しめましょう。新鮮な野菜を選び、食べやすい大きさにカットして準備することがポイントとなります。

まとめ:しゃぶしゃぶの美味しさを引き立てる部位選び

しゃぶしゃぶのお肉は、牛肉や豚肉など種類が豊富で、選ぶ部位によっても味や食感が変わります。例えば、牛肉のサーロインはコクのある味わいで、豚肉のバラ肉は柔らかく甘みが特徴です。食べる人の好みや年齢に合わせて最適なお肉を選ぶことで、より一層美味しく楽しむことができます。

また、一人あたり200g程度を目安にお肉を用意すれば、過不足なく満足できます。特別な日には肉専門店で質の良いお肉を選ぶのもおすすめです。自分好みの味付けとお肉で、素敵なしゃぶしゃぶの食卓を囲みましょう。

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