佐藤です。今日からできれば毎日野菜について、書いていきます。
今回は、玉ねぎについて。
玉ねぎといえば、血液サラサラ効果がスゴい、ということだと思いますが、このサラサラ成分、あなたは効果的に摂る方法をご存知でしょうか?
いくつかのポイントがあるので、ご説明していきます。
玉ねぎの血液サラサラ成分「アリシンとポリフェノール(ケルセチン)」
玉ねぎが血液をサラサラにする成分は2つ。
悪玉コレステロールを減らすアリシンと、高い抗酸化力でコレステロールの酸化を防ぐポリフェノール「ケルセチン」によるものです。
玉ねぎの辛味のもと、硫化アリル。これが空気にふれると、アリシンに変化するので、玉ねぎは細かく刻めば刻むほど良いと言われます。
また、辛味を取り除くために、水でさらしたりしますよね。これもサラサラ効果をできるだけ損したくない場合はNG。
水のかわりに、15〜20分程度、常温で空気にさらすようにしてみて下さい。ちゃんと辛味がとれる上に、栄養が抜け落ちないので旨味がしっかり残ります。
血液サラサラ効果は、細かく切って。
玉ねぎはできるだけ細かく切って、血液サラサラ成分を効率摂取。
壊れた細胞が空気に触れることでサラサラ成分が活性化します。
サラサラの元、アリシンは辛味から。細かく切る&水にさらさないのがポイント。
玉ねぎの血液サラサラ成分、アリシンをできるだけ失うことなく摂るためのポイントは2つ。細かく切る、ということと、水にさらさないことです。
玉ねぎの細胞が破壊されると、辛味のもとである硫化アリルがでてきます。これが空気に触れることでサラサラ成分のアリシンに変化。
空気が触れる範囲や、破壊する細胞を多くするためにも、みじん切りや、すりおろして使うのがベスト。空気には15分程度さらすことで、血液サラサラ効果がアップします。
しかしこの時に、水にさらしてしまうとアリシンのみならず、水溶性ビタミンなども一緒に水に流れ出てしまうので要注意!
水にさらさなくとも、空気にさらすことで辛味は抜けるので、お試しあれ。
玉ねぎは、水にさらすのはNG。
水溶性ビタミンも一緒に流れ出てしまうので注意しましょう。
空気に20分さらすと効果的。
水の代わりに、空気に15〜20分程度さらすことで、辛味も抜けて、血液サラサラ効果もアップします。
抗酸化力の強いポリフェノール「ケルセチン」は太陽の力で4倍にアップ。
玉ねぎの皮茶などで一躍有名になった玉ねぎに含まれるポリフェノール「ケルセチン」。抗酸化力が強いのでアンチエイジングに効果的です。
美肌のために玉ねぎ茶を飲む、という方もいるわけですが、常備している方は少ないと思います。
対して、玉ねぎ本体はというと、わりといつもあります。ケルセチンは通常、実の部分(白い部分)にはあまり含まれないですから、皮をそのまま食べることができれば一番。
ですが、それはちょっと厳しいですよね。
実の部分のケルセチンは、玉ねぎを太陽に当てることで増やすことができます。
やり方は簡単。皮をとりのぞいた後、約1週間ほど日光に当てることで、細胞を守るためにケルセチンの量を増やします。それが4倍程度なのだそう。
ただ、湿気の多い時にこれをやるのはけっこうリスキーでもあるので、状態はチェックしないといけません。
玉ねぎポリフェノールは、皮に多い。
玉ねぎの皮でお茶をつくったりもできますが、自分でやる場合はオーガニックのものや、無農薬品を選びましょう。
白い実の部分は太陽に当てる
1週間、日に当てることでケルセチンが約4倍増します。
湿度の高い日、湿度の常に高い地域の場合は玉ねぎの状態に気をつけましょう。
効果的に摂って、若く、長生きしたいです。そう思いませんか?
というわけで、今回は玉ねぎの血液サラサラ成分、アリシンとケルセチンを効果的に摂る方法について、書いてみました。
玉ねぎは血液サラサラ成分の他に、ビタミンB1を身体に取り込むのを助けてくれたり、ダイエット効果も期待できる食材です。
普段から多く使う食材なので、美容・健康に良い調理法を選ぶことで、コツコツと積み上げ式にその恩恵を得ることができるハズ。
効果的に摂って、長く若く過ごしたいものでございます。